セックスセラピー 日本の文脈における統合的アプローチ

2015年9月6日に第32回日本家族研究・家族療法学会にて専門家に対するワークショップ担当

内容:「セックスセラピー:日本の文脈における総合的アプローチ」
開催場所:学校法人 日本女子大学 目白キャンパス

http://jaft32.tokyo/about.php#ws7
ワークショップの進行予定表
タイトル
「セックスセラピー :日本の文脈における統合的アプローチ」
目標
参加者は、セックスセラピーの理論的枠組みや、治療で扱われる問題が理論で実際どう捉え
られるのかなど幅広い知識を学んでいただきます。また性に関するカウンセリングで使える
実用的な技法もご紹介します。
概要
第一部(150 分):セックスセラピーの理論
 (10 分)挨拶&導入
 (40 分)セックスセラピーにおける統合的なアプローチの理論的枠組み。
 (60 分)性の経歴の聞き取りと PLISSIT モデル
 (40 分)女性のセクシュアリティ、男性のセクシュアリティ、性的マイノリティ、
非定型性行動や性の健康上の問題など、性に関するカウンセリングの問題別技法
休憩(60 分)
第二部(150 分)セックスセラピーでの臨床応用
 (40 分)女性のセクシュアリティ、男性のセクシュアリティ、性的マイノリティ、
非定型性行動や性の健康上の問題など、性に関するカウンセリングの問題別技法(つ
づき)
 (30 分)性を扱うセラピストのスキル研修の基礎、倫理的考慮
 (30 分)事例分析
 (15 分)文化的考慮
 (30 分)Q&A
 (5 分)まとめと評価
ワークショップ後の集まり
ワークショップの後に、参加者が性にまつわる治療的介入について自由に話し合えるよ
うな場を用意しています。スコブロインスキー博士も質問に答えてくださいます。

ダリュシュ・スコブロインスキー博士(哲学博士号)は、心理学者としても
臨床性科学者としても十分に資格を持ち、早稲田大学、上智大学、及びテンプ
ル大学ジャパンキャンパスといった学術的な領域でも活躍し、かつ臨床の領域
でも「ブライト-ライフ-カウンセリング ( Bright-Life-Counseling )」という彼
個人のカウンセリングオフィスを主宰し実践を行っている。
彼の臨床実践はジェンダーやセクシュアリティの領域の幅広い問題を扱って
おり、性教育や性的発達、性的健康や満足感、性的障害とセックス療法、そし
て性的嗜癖行動や性虐待といったテーマも含む。
スコブロインスキー博士は 2012 年に来日し、今では日本を自分のふるさとだ
と呼ぶまでになっている。
スコブロインスキー博士は 2002 年に、ポーランドにあるアダム・ミスキェヴ
ィチ大学 ( Adam Mickiewicz University ) にて社会行動科学の哲学博士号を
取得し、卒業後もワルシャワにあるポーランド性科学学会においてジェンダー
と人間の性について更なる研修を修了している。スコブロインスキー博士は
2005年から2008年までシドニー大学 ( University of Sydney) の性的健康に関
する大学院プログラムの教員をし、ニューサウスウェールズ州のオーストラリ
ア性教育者・研究者・セラピスト協会 ( Australian Society of Sex Educators,
Researchers and Therapists )とも密接に協働。彼はまた、シンガポールのテマ
セク科学技術大学( Temasek Polytechnic )でも教える。彼の心理学の資格は
オーストラリアの心理学会から認められ、さらに現在、彼はイギリスの心理療
法士国際評議会 ( International Council of Psychotherapists )の会員であり(登
録番号 201994)、ポーランドの性科学学会、そして日本家族研究・家族療法学
会会員でもある。

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